緑黄色野菜には他に代えられない長所が数多くある

厚生労働省は野菜を一日に350g以上摂取することを勧めています。

けれども実際には野菜350gという数字はなかなかに難しいものです。朝食はパンとミルク、もしくはコーヒーだけというケースが多いのではないでしょうか。昼食は会社の食堂でとれる恵まれている方もおられますが、たいていは外食、もしくはコンビニでお弁当やおにぎりを買って済ませる方が多いのではないでしょうか。

夕食も休日など時間のある日には手をかけて料理をしますが、平日の共働きの家庭では手間暇のかかる野菜料理に張り切って取り組む、というのは現実に厳しいと思います。

そこで不足する分の野菜量は野菜ジュースで補う、外食時には必ず野菜サラダを一緒に注文するなど、野菜の摂取法に工夫をこらしておられることでしょう。しかしここで問題なのが、野菜を摂っているといっても、そのほとんどが淡色野菜であるという事実です。サラダにはレタス、キャベツ、トマトですし、野菜ジュースには人参なども入ってはいますが、十分な量ではありません。

また野菜ジュースは野菜の苦みや臭みを消すためにゆでたり、いろいろな加工がなされていますので、本物の新鮮な野菜をじかに食べるのとは、栄養摂取の点でやはり大幅な違いがあります。緑黄色野菜には効用が多く、他に代えられない長所が数多くあります。まず代表格は人参・かぼちゃなどに含まれるβカロテンです。

これは体内でビタミンAに変換され、ガンや病気の予防効果が高いとされています。また皮膚や粘膜を強く丈夫にしますので、風邪予防にも効果的なのです。それだけではなく、肌にも潤いを与えるので、アメリカではビタミンA誘導体のレチノイン酸がFDAの認可を受けており、皮膚の若返りに著効があり、医師のもとで使用されているほどです。

緑黄色野菜にはビタミン・ミネラルも豊富で、ホルモン分泌を整える働きもあるとされています。食物繊維も豊富で、便秘予防にもなりますし、何よりも大腸がん予防に良いでしょう。このようによいこと尽くめの緑黄色野菜、自宅でどんどん常備菜として活用したいものです。